未曾有の惨事を引き起こした阪神・淡路大震災は、少数者によりひどい被害を与えました。
外国人住民は、藁をもつかむ困難の中で言葉の壁により必要な情報を得ることができませんでした。
震災時の情報がほぼすべて日本語のみで提供されていたからです。
言葉の通じぬ外国で医者に行かねばならない病気にかかった時の自分を想像してください。
言葉はコミュニケーションを交わすのに用いる道具であると同時に、
生きていく上で大切な情報を得るための命綱なのです。
被災した外国人住民に母語で情報を伝えようと、
市民の手によりスタートしたラジオ局「FM わぃわぃ」は現在も8言語で放送を続けています。
でも、せっかくラジオで放送された情報は一部の限られた人しか聞くことができません。
そこで FM わぃわぃと生活相談を行っているいくつかの団体の協力のもと、
私たち神戸アジアタウン推進協議会がこのほど、
暮らしに役立つ情報を多言語にしたニュースレターを定期発行することになりました。
世界のさまざまな国から渡ってきて日本で暮らす人が、
一人でも多くこのニュースレターを読んで暮らしに役立てくれれば幸いです。