【TCCと長田】

Re:Cは神戸市長田区の「たかとりコミュニティセンター」で活動しています。長田には人口の約1割に相当する在日外国人が暮らしています。近隣の小・中学校には、在日コリアンをはじめ、ベトナムや中南米などにルーツを持つ多くの外国人児童・青少年が通学しています。

【震災】

95年1月17日に兵庫県南部を襲った大地震は、地域の外国籍の人達にも多大な被害を及ぼし、数多くの方が亡くなりました。また家屋の倒壊などにより避難生活を余儀なくされた人達がたくさんいました。

【TCCの紹介】

センターの活動はいずれも阪神・淡路大震災のまちづくりのなかから生み出されたものです。現在のセンターは10言語で地域情報を伝える放送局を始め、在日ベトナム人や在日中南米系住民のコミュニティづくり、多言語による生活情報誌発行や翻訳・通訳、多国籍な子どもの育成支援、パソコンを活用した市民活動支援、国境を越えた就労支援、高齢者、障害者の暮らし支援などの活動を続けています。

【萎縮】

阪神・淡路大震災よりはじまった当センターの活動を通じて、多様な文化背景を持つ子どもたちの多くが、国籍や文化、ことばなどの違いから、学校生活など様々な場面で萎縮しがちであることがわかってきました。子どもたちを取り巻く無理解はいまだ根強く、両親との言葉やエスニシティの差異に気後れしていまい、本名を名乗ることに躊躇していまう子どもが多いことを知りました。

【子ども】

私たちは、ことさらに国籍や民族やことばや文化を声高に叫ばなくても、だれもが自分に自信を持って自分らしく生き、違うことを認めあい、そして少数者のことも視野に入れた平等である社会をめざして、日常の中ではかき消されてしまいがちな、小さな声にひそむ大きな“想い”を、子どもたちは作品を通して発信しています。

【さいごに】

そんな多文化な背景を持つ子どもたちの自信を持った”想い”の発信が、国籍や年齢の壁を越えて、人と人がつながる豊かな社会を築き上げていく大きな可能性になること。それが私たちの活動“Re:C”です。
子どもたちの“想い”の発信にあなたの“想い”をつなげてください。そこから、よろ心豊かな社会を創り出していく大きな力が生まれてくると信じています。

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