医療通訳システム構築事業
(外国人患者の声) ・・・ もしも外国で病院に行ったとき、通訳をしてくれる人がいたなら。
(医師・看護師の声) ・・・ 外国人患者が病院へ受診に来た際、症状を通訳してくれる人がいたなら。
医療通訳は、医療機関が患者との最も大切なコミュニケーションを考えたときに、当然視野に入れなければならない、日本語の理解が不十分な人たちへのサービスであるはずです。 にもかかわらず、それを患者の自己責任と考えられている場合が多く、地域住民でありながら十分な医療サービスが受けられないことが多いのです。
通常の翻訳者を患者が雇うにはあまりにも高額であり、これを誰が負担するのかという問題から、我慢をしてしまう患者もいます。
この状況を改善するために、FACILでは一年ごとの助成金を得ることで、モデル 的に医療通訳者を病院へ派遣するという活動、「兵庫県内の医療通訳システム構 築モデル事業」とともに、医療機関や行政機関に向けて、この存在の大切さを理 解してもらうためのさまざまな活動を続けています。
日本語の理解の不十分な患者とのコミュニケーションを大切にするということ は、医療現場で忘れてはならない「患者」と「医者」のコミュニケーションを考 えることであり、医療機関に新しい気づきをもたらし、地域住民にも還元される ことも多いのです。
私たちは、医療通訳を考えることで、地域医療の環境がよりよくなることを、多 くの方に発信していきたいと考えています。
2010年は、医療機関の方たちに気軽に利用していただけるハンドブック
「あなたの病院に『外国人』の患者さんが来ました」(仮称)を作成中です。
2009年度医療通訳研修
「外国人患者接遇セミナー」 ~通訳サービスのある医療機関からの報告~
「一般的に、病院に行って治療を受けるために、なにより大切なのは患者さんと
医師・医療従事者がお互いの話すことを正しく理解することです。
しかし、外国人など、日本語のよく話せない患者さんが治療をうけるとき、
病院はどのように対応すればいいのでしょうか?」
という、根源的な問いかけからスタートしたこのセミナー。
症状の把握、治療方針の説明、各種制度の利用、支払など、多様 な場面での接遇について医療通訳を率先して導入している病院の 医療従事者の方を講師にお招きし、「当院の外国人患者接遇~医療通訳サービスで何が変わったか?」 と題しての講演を行ないました。
・報告書 ・・・医療通訳システム構築事業を通じた多文化共生コミュニティ創生プロジェクト
~先駆事例の医療現場ヒアリング報告~(PDFファイル: 469KB)
2008年度医療通訳研修
パネルディスカッション 「言葉の通じない患者さまが来たら」 ~兵庫県地域医療と外国人患者を考える~
外国人住民への医療サービスを積極的に展開している公立甲賀病院副院長の井田 健先生の基調講演と、
医療機関・医療通訳関係者によるパネルディスカッション。12月21日(土)午後2時~5時 ひょうご国際プラザ 3階 交流ホールB・Cにて。
5年目の2008年は、引き続き県内3つの病院にてモデル事業を実施しました。
2007年度医療通訳者研修
「日本語がよくわからなくても、安心して医療サービスを受けられるようにするためにはどうしたらいいのか」
そのことを通訳者だけでなく、医療に関わるいろんな立場のひとたちと一緒に考えるひとつのきっかけとしたい。これが2007年の研修の趣旨です。
先駆的な医療通訳事業を行っている神奈川県において、医療ソーシャルワーカーとして医療通訳に関わる松野勝民さんをお迎えし、医療通訳を利用すると病院や
医療はどうなるか、現場でどんなことが起きているか、問題点は?など、病院の立場からお話していただきました。その他、通訳者の心得、医療通訳者による体験
談の発表をあわせて行いました。

