2000年4月23日〜
<発足時の挨拶>
震災から5年と3ヶ月がたちました。一時は4万数千世帯もの人々が生活していた仮設住宅も今年はじめに解消され、見た限りでのひとつの節目をむかえました。5年前、多くのものを失って仮設生活が始まりましたが、その間にも多くの出会いがあり新しい仲間もできました。苦しい中で出会った友達はこれからの生命の糧になって行くのでしょう。しかし生活の糧はまだまだ思うように手に入れることは出来ません。受けた傷跡は5年では癒えそうにありません。そんな中「たかとり救援基地」がこの度大きな節目を迎えることとなりました。ボランティア基地からNGOセンターへ。「たかとりコミュニティセンター」として新たなスタートを切ります。夏ごろにはNPO法人格も取る予定です<既に2000年8月取得>。国籍や年齢、そして障害などによって疎外されることのない「ひとづくりまちづくり」を目指す活動をサポートしてゆくセンターです。現在、救援基地の中には、多言語で地域情報を伝えるFM放送局(FMわぃわぃ)を始め、定住外国人の相談窓口や日本語教室(神戸定住外国人支援センター)や(在日ベトナム人連絡協議会)、多言語による情報誌や案内板作成(神戸アジアタウン推進協議会)、多言語翻訳・通訳企画(多言語センター・FACIL)、多国籍な子供のプログラム(ワールド・キッズ・コミュニティ)、コンピューターの教室やリサイクル(ツール・ド・コミュニケーション)、国籍を越えた就労支援(アジア女性自立プロジェクト)、KOBE外国人支援ネットワーク(MISDON)などの活動が続けられています。この春には老人介護の部門(リーフグリーン)も立ちあがります<既に2000年4月発足>。これらは震災の救援活動の中から生み出されたものです。そしてこれからも生み出されて行くでしょう。地震で幕を閉じようとしている20世紀。しかし、その中で出会った多くの人達のやさしさの中で生み出された新しいいのちを21世紀に伝えて行きたいと思います。